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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第63章 飾らない言葉で



「リヴァイさん。私」

エマが話し始めようとした、
その時だった。


何か喉に詰まったものを
取り除こうとするかのように、
リヴァイが大きく咳き込んだ。


「リヴァイさん?!」

エマは思わずリヴァイの手を握る。

エルヴィンはリヴァイの顔を
食い入るように見つめた。



「………はぁ…っ……」

リヴァイは荒い呼吸の中で、
ゆっくり目を開ける。


藍鉄色の瞳は、
すぐにエマを見つけた。


「……エマ。医者を呼んでくる。」

エルヴィンはそう言うと静かに立ち上がり、
治療室から出て行った。

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