• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第61章 一生のお願い




それから一週間経っても
リヴァイの容体は変わらず、
丁度一週間後のその日。

エマは一日中リヴァイの側で、
手を握り続けた。





「……ほんとに、
そろそろ痺れ切らしますよ、私も。」


リヴァイの顔はここに戻って来たよりも
明らかに痩せこけ、
顔色は青白く、体温も低く、
どんどん生を感じられなくなっていた。



「聞こえてるんですか?
ちょっと返事くらいしてみて下さいよ。」


二週間もこのやり取りをしている。

こんなことは、
ただの気休めなんだと思う。

だが、この催促が
無駄だと思いたくない。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp