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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】
第60章 荒療治
「今日の様子は?」
「昨日と同じです。
たまに手を握り返してはくれますが
それ以上は何も。」
エルヴィンはエマの隣に座ると
大きくため息を吐く。
「全く、こんな時でさえ強情なやつだな……」
「一週間この状態が続くと
さすがに不安になりますね……」
表情を曇らすエマの髪を
エルヴィンは優しく撫でると
「そうだな。そろそろ荒療治に移るか。」
そう言って、
エマにリヴァイの手を握らせた。
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