• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第59章 反応と希望



「エマさん。大丈夫だよ。
きっと兵長は起きる。
だって、ここまで生きて帰ってきといて
エマさんに見守られながら死ぬとか、
そんな贅沢な死に方、ズルすぎるだろ?」


エマは思わずジャンに抱き着くと、

「ありがとう。
なんかちょっと元気出たよ……」

そう言ってジャンの胸の中でため息を吐く。



「……さすがにちょっと堪えてる。
でも、希望は捨てたくない。」


ジャンはエマの話を黙って聞きながら
そっと背中を摩った。


「こんな状況でも
希望を捨てずにいられるのは、
ジャンみたいにリヴァイさんが
目覚めることを信じてる人しか
ここにはいないからなんだよね。」

「当たり前だろ。」

ジャンはそう言うと、
エマを力強く抱きしめた。



/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp