第56章 ●最後の関係
……分かってるくせに、言わせるつもりか…!
そう思いながらも、
既に淫欲で溢れた脳内で
反抗する気はまるで起きず、
エマはエルヴィンの手を取ると、
「……ここ、触って下さい。」
そう言って下着越しに、
陰部を触らせた。
「相変わらず君は積極的だな。
そんなに触って欲しかったのか?」
エルヴィンはそう言いながら
エマの陰部に指を這わせる。
「うぁっ、んん……
触って、欲しかったですっ……」
淫欲に支配された陰部からは
既に愛液が溢れていた。
エルヴィンはエマの陰部に指を入れると
わざわざ水音を立たせるように
陰部を掻き回す。
卑猥な音が、
ますますエマの淫欲を掻き立て
「っ……あぁん!
も、それ、ダメですっ!」
と、声を上げるが、
「君が触って欲しいと言ったんだろう?」
エルヴィンは指を止めることなく
恍惚とした顔で喘ぐエマの顔を見つめる。