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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】
第55章 作戦の上の作戦
「……え、今、かなり真面目に
悩みを打ち明けてたんですけど。」
エマは訝しげな目でエルヴィンを見る。
「いや、すまない。
丁度良かったな、と思っただけだよ。」
「………何がですか?」
エマがそう言うと、
エルヴィンはエマの左手に目を向ける。
「本当に気が付いてなかったのか?」
エマはエルヴィンの視線の先に目を向け
一瞬沈黙した後、
「え!な、いつの間にですか?!」
と、声を上げた。
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