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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】
第55章 作戦の上の作戦
「もし、また君が
私を選ぼうと思う時が来たら。
その時にもう一度この花を贈るよ。」
「またそんなことがあったら、
それこそ私はもう誰とも恋愛すべきじゃ
ないと思うんですけどね……」
エマはため息を吐いた。
「そんなことはないよ。
いつでも揺らいでくれ。」
冗談めかしてそう言うエルヴィンだったが、
「ほんとに私って、
気持ちが不安定すぎますよね……
この先こんな不安定な心で大丈夫なのか、
不安に思わずにはいられないです。」
エマのその一言を聞き、小さく笑った。
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