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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】
第53章 花言葉
「ダメだな。止みそうにない。」
しばらくして、エルヴィンは
雨空を見上げながらため息を吐く。
「……そうですね。
また宿探しに走りますか?」
エマはそう言って
エルヴィンの横顔を見ると、
「私はそれでもいいが、
もしかしたらまた前のように
なるかも知れないぞ?」
エルヴィンは少し笑いながら
エマの顔を見る。
「……それはそうなった時に
考えるとしましょう。」
エマは少し困惑した表情で笑うと、
近くの宿に向け走り出し、
エルヴィンも後に続いた。
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