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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第50章 こんな日くらいは正直に




「……お前、急に何言い出してんだよ。」

宿を出てすぐ、
リヴァイはため息交じりにエマに声を掛ける。


「何の話ですか?」

「結婚式の話に決まってんだろうが!」

思わず声を上げるリヴァイに

「いいじゃないですか。
少なくとも今は、リヴァイさんと
結婚する気なんですから。」

と、エマはニヤリと笑って見せる。



「………昨日の仕返しか?」

「別にそんなつもりはないです。
結婚式挙げるの、嫌なんですか?」

エマは平然と問いかけると、

「いいだろう。盛大に挙げてやるよ。
お前が恥ずかしくなるくらいにな。」

リヴァイはそう言って小さく笑い、
エマの手を握って歩き出した。


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