第50章 こんな日くらいは正直に
「私は、貴女がリヴァイ兵長の
お嫁さんになってくれることを
心から願っております。」
少し声を大きくして、そう言ったダグに
「……ダグ、何言ってんだ。」
リヴァイが少し困惑した表情を向けると
「分かりました。
もし結婚式を挙げることがあれば、
絶対ダグさんをご招待しますからね。」
エマは笑顔でダグに言った。
リヴァイは目を丸くして
エマを見る。
「私は人生を十分満喫したつもりでしたが、
そんな素晴らしい席に呼んでいただけるのなら、
もう少しだけ、
この世を楽しませて頂こうかと思います。」
ダグはそう言って、嬉しそうに笑った。