• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第50章 こんな日くらいは正直に





次の日の朝、二人は朝食を食べ終え、
帰り支度を済ませてから、ダグに声を掛ける。



「ダグ、世話になったな。
また来る。」

「リヴァイ兵長、
お待ちしておりますよ。」

ダグは優しい表情でリヴァイに笑いかけると、
エマの方に目を向け、

「貴女は素敵な女性です。
自分の気持ちに正直に、幸せな人生を。」

と、エマに小瓶を手渡した。


「……これ、クミンですよね?」

エマは小瓶の中身を見てそう言うと、
ダグはエマの耳元に口を寄せ、

「クミンのもう一つの言い伝えです。
クミンを手に持って結婚式を挙げると、
これからの人生、家庭中心の
永遠の幸せを得ることが出来る、
といわれているそうですよ。」

小声でそう言って、エマに笑いかけた。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp