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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第50章 こんな日くらいは正直に



リヴァイが口にする一言一句、
全てが愛おしく、大切に思えた。


リヴァイの暖かい言葉や体温を、
ずっと近くで、一番近くで感じていたい。


この感情を
どう言葉で表現したらいいのだろう。


“好き”や“愛してる”なんて
既に確立された言葉では足りないくらいに、
自分の心はリヴァイを強く求めていた。







エマはそっとリヴァイの背中に手を回し、

「そろそろ限界なので、
言っていいですか……?」

そう言って、小さく息を吐いた。



「リヴァイさん。
私の心の中も、全部リヴァイさんに
持って行かれてます。」


エマがそう言いきると、
リヴァイはエマを少し離し、目を見つめた。

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