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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第50章 こんな日くらいは正直に



「何だ。そんなに意外か?」

「意外ですよ!
と言うか、ここに来てから、
私の想像を遥かに上回ることを言いすぎです!」

エマは思わず声を荒げた。


「今日くらいは、
正直に何でも話してやろうと思ってな。」

リヴァイは赤面したエマを見ながら
頬を緩める。



「……と言うか、
順番バラバラじゃないですか……」

思わず困惑した声になるエマに、

「お前、順番気にする方なのか?」

と、わざとらしく
意外そうな言い方をするリヴァイ。


「当たり前ですよ!」

再びエマは声を上げると、

「なら先に結婚するしかねぇな。」

リヴァイは平然と言った。


「いや、今はまだ恋人でもないんですけど!」

エマの即答が続き、
リヴァイは肩を震わせて笑い出す。




「笑いごとじゃないですからね……?」

エマはそう言いながら
リヴァイの顔を覗き込む。


「いや、それもそうだな、と思っただけだ。」

リヴァイは頬を緩めたまま言った。

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