• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第8章 納得したくない確証



「エルヴィンさん。もう無理です。」

エマは勢いよく立ち上がり、後ろを向く。


「エマ。
彼はまだ屋敷に入っていないが。」


「……あそこまでしておいたら、
屋敷に入らなくても確定じゃないですか?」

エマの声は少し震えていた。


「私にはまだ、リヴァイの行動の意味が
理解できていないんだが……」

エルヴィンは小さく息を吐くと、
馬の手綱を持ち、立ち上がる。


「もういいです。
理解する気にもなれないです。」

「私はまだ納得できないんだ。
リヴァイはあれだけ君のことを想っていたのに、
他の女性に手を出すなんて」
「エルヴィンさん。」

エマはエルヴィンの声を遮ると、

「いいんです。帰りましょう。」

そう言って、エルヴィンの腕を強く掴んだ。


/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp