第48章 最初で最後の
「気になりますけど、一緒に入るって……
……やっぱり無理ですよ。」
リヴァイは大きくため息を吐くと、
「……分かった。
それならお前はタオルを巻け。
俺からしてみれば、
かなり妥協してやってんだからな。」
そう言ってあからさまに
不満そうな表情でエマの目を見入った。
「……身体洗うときは
後ろ向いててくれるんですか?」
「仕方ねぇなぁ……
その辺はお前の指示に従ってやるよ。」
リヴァイは納得いかないような表情ながらも、
エマの髪を撫でる。
「分かりました。取りあえず、
脱ぐときは別々でお願いします!」
エマはそう言って、
リヴァイをシャワールームへ押し込んだ。
リヴァイは少し笑いながら、
「しばらくしたら、お前も入ってこい。」
と、エマに声を掛け、
シャワールームのドアを閉めた。