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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第48章 最初で最後の




「私は、多くの女性を愛した男性よりも、
たった一人の女性だけを愛し続けた男性の方が、
遥かに深く愛を知っていると思うのです。」


ダグはキッチン脇の棚から
タオルを取り出し、エマに手渡した。

エマはタオルを受け取り、涙を拭う。



「そんな男性に愛されている貴女は、
きっと深い愛情をお持ちなのでしょうね。」

ダグはそう言ってエマに微笑みかけた。



「大丈夫です。焦らずとも、
答えは突然として出てくるものです。」


ダグの手は、
エマの心を落ち着かせるように、
穏やかにエマの背中を摩った。


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