第48章 最初で最後の
「……馬に乗ってる時に、あんなことして
危ないとか思わないんですか……?」
エマは終始赤面したまま、
目的地に着いた。
「俺が何年馬に乗ってると思ってんだ?
あれくらい普通に出来るだろうが。」
「できてもしたらいけないですよ!
私が落ちそうだったんですけど!」
エマはすかさず反論する。
馬に乗っている最中、
リヴァイはエマの首筋に舌を這わせたり、
耳を唇で優しく挟んだり、
仕舞いには身体を弄られた。
「落ちない程度にやってんだよ。
危機感ある方が興奮して気持ちいいんだろ?」
ニヤリと笑うリヴァイに、
「……リヴァイさんにどう反論しても
勝てる気がしないです……」
と、エマはますます赤面した。