第47章 薬の効能
「おい、朝だぞ。」
エマはリヴァイに肩を揺すられ、
目を覚ます。
「……リヴァイさん。
おはようございます……」
エマは未だ虚けている頭を掻きながら、
リヴァイを見た。
「昨日、結局やったのか?」
いきなり生々しい質問を投げかけられ、
一瞬にして目の冴えたエマは
「やってないです!」
と、声を張った。
「記憶が殆どないんだが……
あの薬、一体なんだったんだ?」
「……ただの睡眠薬です。
でも、そのお蔭でリヴァイさん
爆睡だったじゃないですか。」
エマはすかさず薬のフォローをした。
「………そうか。」
リヴァイはそう言いながら、ベッドへ横になる。