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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第8章 納得したくない確証



「これ、確信しても
いい気がするんですけど……」

エマは思わず二人から目を逸らす。


「私からしてみれば、まだ何とも言えないな。」

エルヴィンは立ち上がり、エマの手を引いた。



「エマ、まだリヴァイを追う勇気はあるか?」

「……あります。
でも馬車に乗ってしまったら、
追いようがないですよね……?」


エルヴィンはエマの返答を聞くなり
城に近付くと、
一台の馬車に声を掛ける。

そして、エマを手招きして呼んだ。



「馬を一頭借りられた。
取り敢えず、これで後を追うぞ。」

「え、馬ってそんな簡単に
借りれるものでしたっけ?」

エマが目を丸くして言うと、

「君は私を誰だと思ってるんだ?」

エルヴィンはニヤリと笑って見せた。


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