第47章 薬の効能
「焦りすぎだろうが。
正直に言えよ。これ、何の薬だ?」
リヴァイはエマの反応に笑いつつ、
瓶を取られないように
エマの手をかわした。
「身体に悪いものではないと思いますが、
飲まない方がいいとも思います……」
ハンジが作った自白剤だなんて話したら、
ハンジの身も自分の身も
危ない気がして、曖昧に答える。
「お前の口から言えないのか。
それなら試してみるまでだな。」
リヴァイはそう言うと、
一気に瓶の中身を飲み干した。
エマは唖然とその様子を見た後、
「り、リヴァイさん!
え、何飲んじゃってんですか?!」
と、リヴァイの肩を揺する。
リヴァイは眉間に皺を寄せ、
「おい、あまり揺らすな、」
と、ベッドに座り込んだ。
「リヴァイさん、調子悪くなりましたか?
大丈夫ですか?」
エマは心底心配した声で
リヴァイに問いかける。
「いや、調子は悪くねぇが、急激に、」
そう言いかけたところで、
リヴァイはベッドに倒れ込んだ。