• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第46章 油断と出来ない理由





ナイルと食事に行く当日の夕方。

ナイルは内地の商店街の入り口で
エマを待っていた。



近くのベンチに座り、
ナイルは色々と考えを巡らせる。


誘った時は、
かなり警戒していたように見えたが、
本当に来てくれんのか?

それよりも、友だちって誰を連れて来るんだ……

エマの友だち……
可愛い子ならいいんだがな……


ナイルはそんなことを考えつつ、少し頬が緩む。


すると、

「ナイル師団長、お待たせしました。」


クリーム色のシフォンワンピースで
身を包んだエマが、ナイルの元へ駆け寄った。


『おいおい……ワンピースか。
いいじゃねぇか。』

ナイルはスカートの下から伸びる
エマの生足を見て
少しにやけつつも立ち上がると、

「いや、俺も今来たところだから大丈夫だ。」

そう言って不器用に笑いかける。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp