第45章 突然のお誘い
「ナイルと二人で食事に行くのか?」
エルヴィンのその問いに
エマは再びため息を漏らすと、
ナイルに誘われたことについてと
今日サラに断られたことについて、
詳しく話した。
「それで君は、これから友達を
作ろうとしている最中なんだな。」
エルヴィンはそう言いながら、
肩を震わせて笑う。
「笑いごとじゃないですよ!
こっちは結構本気で
悩んでるんですからね!?」
思わず声を張るエマに、
「すまない、そうだな。
……だが私にもいい案がある。
聞いてくれるか?」
と、エルヴィンはエマの耳元に口を寄せた。