第45章 突然のお誘い
「ただでさえ友だち作るの不得意なのに
今から私に友だちなんてできると思う?
食事の日まで、あと一週間もないんだけど……」
「……うーん。思わない。
でもあと一週間もないのに今更断るのは、
さすがにナイル師団長が可哀想かもね……」
サラのその言葉を聞き
エマはまたため息を吐くと、
「取りあえず、他の案を考えてみる。
……できるだけ二人での食事は避けたいし。」
そう言って頭を乱暴に掻いた。
「そうだね。
まぁ、二人きりは危ない気もするし、
本当に連れて行ける子が見つからなかったら
断るしかないんじゃない?」
サラは同情するようにエマの肩を叩く。
「……どうにかする。」
エマはそう言いながら、思考巡らせた。