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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第45章 突然のお誘い



「それもどうなのかと思うけど。
いつもそんなうまくいく訳じゃないからね?」

サラは心配そうにエマを見る。


「でも、今回はサラが来てくれるから
いいじゃん。」

「あ。ごめん。
私、その日ダメなんだわ。」

「え!何で?!」

エマはサラの予想外の即答に戸惑い、
声を上げた。


「旦那の御婆様のお誕生日会。」

サラは厭味のように丁寧に言い、

「行きたくないけど、嫁いだからには
そういう気遣いもしなきゃだしね……」

と、ため息を吐いた。


「そっかぁ。
なら、断るしかないかな……」

エマがそう呟くと、

「え、今更断るの?!
ナイル師団長、絶対楽しみにしてるでしょ?!」

サラは声を張って言う。



「……でも、サラ以外に
誘える友だち居ないんだもん。」

「調査兵団基地の料理人とも
うまくいってないの?」

「上手くいってない訳ではないんだけど、
年配の方が多いんだよね……
私以外はみんな結婚してて、
子どももいるから忙しいみたいだし。」

エマは大きくため息を吐いた。

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