• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第1章 名前で



エマは動揺を落ち着かせるように
浅い呼吸を数回繰り返すと、

「……リヴァイ。」

そう言ってすぐ顔を伏せた。


「悪くない。」

リヴァイは満足したように、
エマを抱きしめる。


「……すみません、やっぱり無理です。
図々しすぎます。耐えられません。」

エマがリヴァイの胸に
赤面した顔を押し付けると、
リヴァイはエマの手を握り、

「無理じゃねぇよ。
これからはそう呼べ。」

と、エマの指に唇を這わした。


「ちょ、ちょっと、待ってください!
このタイミングでそんなことされると、
嫌な予感しかしないんですが!」

「あ?俺がどのタイミングで
何しようと、勝手だろうが。」

リヴァイはそう言いながら、
エマの人差し指と中指を口に含んだ。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp