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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第41章 敢闘の跡



「私が受け入れて欲しいのは君だけだ。
もう君以外の女性を抱かなくて済むなら、
一生そうしたいくらいなんだが。」

明瞭な語感でそう言われ、
エマは思わず頬を紅潮させた。


「エルヴィンさんを
満足させるテクニックなんて、
持ってないですけど……」

思わず本音を漏らすエマに、

「いや。私はいつも十分過ぎる程、
満足しているよ。」

と、優しく笑いかける。


「……その割には、いつも余裕そうですよね。」

「私は君よりは、
感情を隠すのが上手いからね。」

エルヴィンの即答に、
エマは少し息を漏らすと、

「多分、大体の人が私より
感情を隠すのは上手いと思いますけど。」

と、皮肉を込めて言った。

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