第40章 ●焦燥感の後は
「っ…あぁ!っ、ん……ま、待って、」
「もう無理だよ。
私もかなり我慢していたからね……」
声を上げるエマの制止を無視し、
激しく突き上げる。
エマの艶めいた喘ぎ声を聞きながら、
「そんなに声を出したら、
廊下にまで聞こえるんじゃないのか?」
と、耳元で囁くように言う。
「んぅっ……じゃぁ、
ちょっと、待ってもらって、」
「それは無理な提案だな。」
エルヴィンは少し笑うと、
再び腰を強く打ち付けた。
エマは自分の口を手で塞ぎ、
必死に声を押し殺す。
エルヴィンはその様子を見て
頬を緩めると、
「私が口を塞いであげよう。」
そう言って、エマの口を覆うように、
唇を重ねた。
愛液が溢れるエマの陰部から
水分を多く含んだ水音と
身体が合わさる乾いた音が部屋に響き、
二人の興奮をますます誘う。
エルヴィンはエマの中が
急激に締まるのを感じると、
一層激しく腰を動かし、絶頂に達した。