• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第39章 優しいキス



「ちょ……、ちょっと、
急に何してるんですか?」

エマは思わず口を手で塞ぐと、

「すまない。
寝起きは欲情しやすいんだよ。」

そう言って身体を起こし、エマの隣に座る。



「……そういう所は似てますね、二人とも。」

エマが呟くように言うと、

「リヴァイも朝から欲情するタイプか?」

エルヴィンは好奇の声を上げる。


「そうですね。団長も兵士長も
性欲が半端ないってことは確かです。」

エマが冗談めかしてそう答えると、

「その恋人になった人物も、
なかなかその欲が強いと思うが。」

そう言ってエマの手を引き寄せた。



「……こんな近くで、
そんな目して見ないで下さい……」


鼻が当たるか当たらないかくらいの
至近距離で目を見つめられ、
エマは思わず目を閉じる。


「君の瞳が見たくなった。」

エルヴィンはそう言うと、エマの瞼に触れた。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp