第37章 欲しい未来
「……そんな、そんな風に言われて、
ダメなんて言える訳ないじゃないですか……」
エマは赤面した顔を
腕で隠しながら言う。
「いいってことだな?」
リヴァイはエマの頬に
優しく唇を這わしながら、
「すぐお前を取り戻してやるよ。」
と、エマの身体を指で優しくなぞった。
「っ……ん、ちょ、ちょっと、
待ってもらっていいですか?」
エマは思わずリヴァイの手を掴む。
「一応今、別れた感じなんですよね?」
「そうだな。」
「なら、これからは、もうこの先は」
エマがそう言いかけたところで、
リヴァイは強引にエマの唇を奪った。
「なぁ。
恋人じゃなきゃしたらいけねぇなんて
誰が決めたんだ?」
リヴァイはそう言うとすぐ、
またエマに唇を重ね、
舌で乱暴にエマの口内を荒らす。
あまりに衝動的なキスに、
エマは一気に気持ちの昂りを感じるが
このまま流されるべきではないと思い、
リヴァイの胸を強く押した。