第37章 欲しい未来
「何驚いた顔してんだよ。」
リヴァイはエマの顔を覗き込むと、
呆れた表情を浮かべた。
「……いや、まさかリヴァイさんが
そこまで言ってくれるとは、思ってなくて……」
エマは予想外のリヴァイの反応に
恥ずかしくなり、
リヴァイから視線を逸らした。
「ほう。そうか。」
リヴァイは少し頬を緩めた後、
エマの顎を掴むと
「お前が一人で悩みたいんだったら
それでもいいが」
そう言いながら、
エマを自分の方に向け、
「だが、お前が悩み続けている間も
ずっと俺は、お前のことを愛し続ける。
いいな?」
と、優しい表情でエマを見つめた。
エマは一気に赤面し、
「なっ、早速揺さぶりかけてくるの
やめてください!」
と、声を上げる。
「おい、こっちはそれでもいいのか
って聞いてんだよ。」
リヴァイはそう言うと、
エマの顔を引き寄せ、
「お前を愛し続けてもいいのか?」
と、耳元で囁くように言った。