• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第35章 揺れ動き続ける




エマは基地に戻り、
自分の部屋に入ると、
ベッドに倒れ込むようにして横になる。


『熱、上がったみたいだな………』


そんなことを思いながら、
いつの間にか眠りについていた。











目が覚めると、
辺りは暗闇に包まれていて、
エマは枕元のランプをつける。

弱々しい明かりが部屋を照らした。


頭痛がする。関節痛もする。
体は怠いし、喉も渇いている。


そして何よりも、とにかく心細かった。



この広い基地に一人でいると思うと、
何とも言えない恐怖に似た感情が芽生え、
思わず布団にもぐりこんだ。



『……ダメだ。
こんなことばっかり考えてたら、
また熱、上がる……』

エマはそう思いながら、
布団にもぐったまま、
気を失ったように眠った。


/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp