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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第5章 違和感と混乱




エマは振り返ることもなく廊下を歩く。

リヴァイが追いかけて来てくれて、
弁解してくれることを
心のどこかで期待していたが、
廊下には自分の足音だけがむなしく響いた。


ある程度歩いたところで
エマは立ち止まると、
思わずその場にしゃがみこむ。




「何やってんだ、私は………」



冷静に話すつもりが、
思わずカッとなってしまい
結局何も分からなかったことを
後悔する羽目になった。


リヴァイは関係ないの一点張りなくせに、
一体自分に何を信じろと言ったのだろうか。


エマは色々考えを巡らせた後、
頭を掻きむしると、勢いよく立ち上がる。



『もういい。何も考えたくない。』



エマは目を瞑り、
大きく深呼吸すると、食堂に戻った。


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