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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第5章 違和感と混乱



「……そんなに俺が疑わしいか。」

リヴァイは眉間に皺を寄せ、エマを見る。


「ハッキリ言って、かなり疑わしいです。」

リヴァイの腕を掴むエマの手に力が入った。




「昨日、リヴァイさんと女の人が
一緒に居るところを見ました。」


リヴァイはその言葉に小さく反応する。



「あれって、誰なんですか?」

「お前には関係ない。」

リヴァイはエマの手を振り払った。


「私、リヴァイさんの恋人なんですよね?
恋人にも言えない女性と会うって、」

「お前には関係ねぇって言ってんだろうが。」

リヴァイは思わず声を上げ、
エマは身体をビクつかせた。



「……悪い。」

リヴァイはそう言って
エマの目を見るが、
エマはリヴァイから目を逸らした。



「………俺が信用できないか?」

「何の説明もなしに、
どう信用しろって言うんですか?」

エマは拳を握り、

「……もういいです。
勝手にしてください。」

それだけ言うと、
リヴァイに背を向け、歩き出した。


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