• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第5章 違和感と混乱




次の日の夜。


「リヴァイさん。」

エマは食堂の前を横切るリヴァイを
呼び止める。


リヴァイは振り向くと、
エマの方に目を向けた。



「今日も、行くんですか?」

「……ああ。」

リヴァイはそれだけ言うと、
エマから目を逸らす。


「もう一度だけ聞かせてください。
何か私に隠してることありますよね?」

エマは激しい動悸を抑える様に、
できるだけ冷静にリヴァイに聞いた。



「まだそんなこと言ってんのか?」


「……リヴァイさん。
お願いですから、本当の事教えてください。」

「本当のことも何も、
お前に話すことは何もない。」

リヴァイはそう言うと、
エマに背を向け歩き出す。



エマは咄嗟にリヴァイの腕を掴み、

「本当にそうなんですか?」

と、リヴァイの目を見入った。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp