• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第31章 プロポーズ



「憲兵団の料理人になって早々、ナイル師団長に
“俺の為に毎朝スープを作ってくれ”
って言われまして。
まぁ、兵団の為=ナイル師団長の為でもあるか。
と思って、勿論です、って答えたんですけど」

「早々にプロポーズされてるじゃないか……」

エルヴィンは驚嘆しつつも、笑いを堪えている。


「そうなんですよ!
それ、そう言う意味らしいですね……
私、全然知らなくて。
普通にプロポーズを受けた形になってて。」


エルヴィンは笑いを堪えきれず、
肩を震わせながら頷く。



「その後、何度か食事やら買い物やら
ピクニックやらに誘われたんですけど
さすがに師団長と二人で行っても
楽しめないだろうな……と思って、
やんわりと断り続けてたんです。」

「ナイルに同情しそうになるよ……」

エルヴィンは発言内容とは裏腹に、
頬を緩ませた。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp