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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第30章 愛されなくてもいい




「……エルヴィンさん?」

エマの困惑した声に、
エルヴィンは小さく笑う。


「すまない。
君の寝顔を見ていたら、
感情が止まらなくなったんだ。」


エマは少し頬を赤らめ、

「……エルヴィンさんらしい言い分ですが
事あるごとに、私の心を揺り動かすのは
止めてください……」

と、戸惑いを隠しきれない口調で言った。




「……まだ揺れ動いてはくれるのか。」

エルヴィンは小さな声で
独り言を呟くかのように言った。




「今、何か言いましたか?」

エマはエルヴィンの顔を覗き込む。


「いや。なんでもないよ。」

エルヴィンはそう言うと、
また強くエマを抱きしめた。


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