• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第29章 愛していたい




少し落ち着きを取り戻した
エルヴィンは、エマをベッドに運び、

「……エマ。大丈夫か?」

と、呼吸の荒いエマの背中を、優しく摩る。


幾度となく情事を行った結果、
エルヴィンよりもエマの方が
かなり疲弊していた。



「……な、なんとか生きてます、」

エマはやっとそう言うと、
ベッドにうつ伏せで寝転んだ。


「エマ。本当にすまなかった……
かなり激情的になっていた……」

エルヴィンは心底自分に落胆した声で、
エマに頭を下げる。


エマはエルヴィンの手を引き、
ベッドに横にならせると

「いえ。私もそんな感じで、
理性が完全に崩壊してたので……
これでやっと、釣り合いが取れました。」

そう言って、エルヴィンに笑いかけた。


「いや。釣り合いが取れるどころか。
私は君に釣りを返す必要があるよ……」

エルヴィンは未だ落ち込んだ声で、
ため息を吐く。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp