第28章 ●情動的
エマは息を弾ませながら
エルヴィンの背中をそっと摩ると、
「大丈夫ですっ……、乱暴でも、
意外と、気持ちいいですよ、」
そう言ってエルヴィンを
安心させるように笑って見せた。
「本当に君は……
こんな状況でさえも、
私の心を、乱すんだな……」
エルヴィンは荒い呼吸の中で少し笑うと
再びエマの中に陰茎を差し込み、
強引にエマの唇を奪う。
エルヴィンの熱いものが激しく動く感覚と、
荒々しいキスにより
エマの中は十分に濡れ、
部屋は身体が合わさる乾いた音と
二人の喘ぎ声で満たされる。
エルヴィンはその後、
繰り返し絶頂に達し、同時にエマも
何回も果てることになった。