第28章 ●情動的
「すまない……
こんな情けない姿を、
君には見せたくなかった……」
エルヴィンはますます息を荒くして、
片手で顔を覆うと、
ソファーに深くもたれ込んだ。
「いつまで恰好つけるつもりですか?
私だって、散々エルヴィンさんに
善がったんですから……」
エマはそう言って、さっきと変わらない
大きさのままでいる陰茎を握る。
「……好きな女性に、こんな姿は
見せたくないに決まっているだろう……」
エルヴィンはそう言いながらも
エマをソファーに押し倒し、
「……だが今、完全に理性が崩壊したようだ。」
と、唇を合わせた。