第28章 ●情動的
エマは思わず大きな声を
出してしまったことに気付き、
「……そもそも、あのワインを
エルヴィンさんに飲ませた私にも
責任があります。」
と、少し声量を下げ、
エルヴィンから視線を逸らす。
「いや、気付かずに結構な量飲んだ私に責任が」
「とにかく、自分で抜くくらいじゃ、
収まらないですよ。それ。」
エマはエルヴィンの言葉に
被せるように言うと
既にはち切れんばかりに大きくなった
エルヴィンのものに目を向け、
「私は体験者なので、
エルヴィンさんの今の気持ちは
よく分かります……
……ですが、ここは理性がどうとか
言ってる場合じゃないですよ。」
そう言って、エルヴィンのものを口に含んだ。
「……んっ……だ、ダメだ。
やはり、君に」
エルヴィンがそう言いかけたところで、
エマはエルヴィンの陰茎を強く吸い、
手で包み込むように握る。
と同時に、エマの口の中に
精液が流れ込んだ。