• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第27章 ワインの思惑



「……思ったより簡単に開いたな。」

エルヴィンは少し訝しげな顔でワインを見る。


「……?
エルヴィンさんがコルク抜くのが
上手いからじゃないですか?」

エマはそう言いながら、
ワインをグラスに注ぎ、
エルヴィンの前に置いた。



「エマ。ご馳走になります。」

エルヴィンはそう言って、
エマが持っているグラスに
自分が持っているグラスを軽く合わせる。


「どうぞ。私も憲兵の方に、
感謝して頂きます。」

エマはそう言って笑って見せた。




「あ。そう言えば、
おつまみ作ってたんですよ。」

エマはワインを一口飲んだ後、
スッと立ち上がる。


「少し温め直してくるので、
飲んでいて下さいね。」

エマがエルヴィンにそう声を掛けると

「悪いね。ありがとう。」

エルヴィンは軽くグラスを持ち上げた。


/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp