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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第26章 涙の意味



その時、
いきなり静かになったジャンは

「隣、始まったみたいだぞ。」

そう言ってゆっくり立ち上がると、
壁際まで足を進めた。



「ねぇ。もしかして
こっそり聞こうと思ってここに来たの?」

エマがジャンの後姿に声をかけると

「そんなでかい声で話すなよ!バレるだろ。」

ジャンは小声でそう言って、
口の前で人差し指を立てて見せる。



その直後、

「……うわ、結構盛り上がってるっぽいな。」

ジャンは壁に耳を当てた。


「悪趣味だな……
それ、面白いの?」

エマがなるべく小声で
ジャンに問いかけると、

「面白いかどうかは別として、興味ない?
調査三日前に、
みんながどう過ごしてんのか。」

ジャンはそう言ってエマに手招きした。

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