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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第24章 生きている価値



「……それにしても、
お前の惨忍な殺害方法には
なかなか感心させられた。」

リヴァイはエマの方に向かいながら、
エルヴィンに声を掛ける。


「なんだ。聞いていたのか?」

エルヴィンは呆れたように言った。


「機会を窺ってたんだよ。
何発かお前を殴らせねぇと、
アイツらを捕まえるのは難しくなるだろうが。」


「そうだな。冷静な判断だ。」


「団長も兵長も冷静すぎますよ……」

エレンはため息交じりに、口を挿む。




リヴァイはエマの目の前に屈むと、

「エマ。待たせて悪かったな。」

そう言ってエマを強く抱き寄せた。



「……いえ、
迷惑かけて、すみませんでした……」

エマはリヴァイの胸の中で、
堪えきれずに涙を流した。

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