• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第23章 望んでいない再会



「待てよ。それ、おかしいだろ。
そもそもアンタが捕まったのは、
自分が悪さしたせいなんだろ?」

ジャンは再びエマの腕を掴むと、
自分の方に引き寄せる。


「おい、本当に生意気なガキだな……」

長髪の男は、
今にも殴りかかりそうな勢いで、
ジャンを睨んだ。



エマは長髪の男とジャンの間に立つと、

「喧嘩より、
もっと楽しいことしませんか?」

そう言って長髪の男に笑いかける。


だが、

「いや。まずこいつを
しっかり締めてやんないとな。
世の中の渡り方を教えてやるよ。」

と、ジャンに近付いた。


エマは再び長髪の男の前に立ち、

「すみません……
この人にだけは、
手出ししないでもらえますか?
私なら、いくらでも殴ってくれていい」

そう言いかけたところで、

「エマさん!」

ジャンは声を上げ、エマの言葉を遮った。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp