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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第22章 相変わらずの目撃者




「どんだけ強力な薬なんですか……」

話を聞き終わった後の感想は、
一言でまとめられるものだった。


「ハンジの作る薬は、大体が劇薬だからな。」

エルヴィンはそう言いながら、首元を緩める。




「だが、今回のは特に凄かったようだな。」

そう言った目線の先には、
少し頬を赤らめ、
ソファーに横たわるエマがいた。



「……というか、
どうやったらこんなになるんですか?」

「だからそれは薬の影響だと」
「いや、そうではなくて……」

ジャンはエルヴィンの言葉を遮り、
一瞬発言に迷うが

「エマさんが気を失う程の情事が、
想像できなくてですね……」

と、言葉を濁すように言った。

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