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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第4章 料理長らしく



「その通りだよ。
さっきも会議で議題に上がったんだが、
調査兵団もかなり節約を
強いられることになりそうなんだ。」

エルヴィンは困ったように
首筋に手を当てた後、

「エマ、すまない。私の力不足だ……
どうにかして食料を調達できるように
掛け合ってみるから、
それまでは少ない食料で、
どうにかしてもらいたい。」

と、エマに頭を下げた。


「エルヴィンさん、やめてください。
エルヴィンさんのせいじゃないですから。」

エマはそっとエルヴィンの手に触れると、

「そろそろそうなるだろうな、
とは思っていたので……
とりあえず、
菜園でとれた芋もまだありますし、
どうにか凌ぎます。」

そう言ってエルヴィンに笑いかける。


「ありがとう。
君が料理長で良かったよ。」

エルヴィンはエマの頭を優しく撫でた。

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