第20章 栄養ドリンクの秘密
「それでさっき食堂帰ったら、
ジャンにハンジさんが
よく効く栄養ドリンク持ってるから
って教えてもらって。
あわよくば貰えたらいいのになぁ、
と思ってここに来ました。」
エマはそう言うと、
ハンジに笑って見せた。
「ああ。そういうことか!
いいよ!まだたくさんあるから。」
ハンジはそう言って、
机の上から栄養ドリンクを手に取ると、
エマに手渡す。
「ありがとうございます。
いただきますね。」
エマは嬉しそうに
それを口に含んだ。
「なんか、すごい効きそうな味ですね……」
エマは一瞬口から瓶を離す。
「そう?普通の栄養ドリンクだけど。」
ハンジはそう言いながら、机に目をやった。