第9章 最高で最悪な一年
翌日
俺は懲りることなく
「すんません、これお願いします。」
「またか松田。何度も何度も。。」
「駄目なんスカ」
「いや、また許可されないだけだぞ」
「んなこったあ知るかよ」
いやそうに受け取る上司。
タバコを吸いに喫煙所に向かうと声をかけられた。
「あ、松田さん!!」
「あ?」
どっかで見たことのある女
「覚えていませんか?」
「おぼえてねえなあ」
喫煙所に入るとそいつもついて入ってきた。
「あ、すみません、、タバコ一本いただけませんか?」
「図々しい女だな」
俺は話しかけられるのが嫌で仕方なく一本あげた後携帯に写る家族写真に目を通した。
「松田さん、あの、去年もお声かけさせてもらったんですけど。」
「ああ、あんときの」
「あの後から少し松田さんのこと気になって、、」
前も思ったがこの女しつけえ
『あら、渡辺さん、こんなところで何しているんですか?』