第9章 最高で最悪な一年
松田side
『私たちの仕事のせいでいつも寂しい思いさせてごめんね。陣弥、結芽、、、』
ベランダから戻ると櫻が子供たちに泣きながら謝っていた。
俺の好物のカレーを温めようと立ち上がる櫻。
後ろから櫻にハグをする。
『どうしたの?』
「陣弥と結芽は俺たちの仕事のこと理解してくれると思うか?」
いつも忙しくてそばにいてやれねえ親で陣弥と結芽はいいのだろうか。
『わかってくれないかもね。下手すれば何か月も顔を見せれない私、夜中でも爆弾が見つかれば呼び出される陣平。』
「だよな。。」
『でもわたしはそれでもいいと思ってる。』
「なんで。。」
『会えている時間にたくさんの愛情を注いであげなきゃ』
だから今度4人でトロピカルランドに行こうねぱぱ
と笑顔で言う櫻。
「だな。」
明日、また異動願い出さねえと
と思い、カレーを食べて風呂に入り4人で同じ部屋で寝る。