第9章 最高で最悪な一年
私と結芽が退院した2日後、じんぺいから報告を受けた
「櫻、また俺届け出受理されなかった、、」
『…そっか、いつまでも萩の仇取れないね。』
家に帰ってきた陣平はつらそうな顔で帰ってきた。
「櫻、、俺じゃダメなのか?」
「俺は萩の仇とっちゃいけねえのか?」
『そんなことないと思うよ。』
だっていつもいつも
萩のこと思ってるじゃない
何が何でも萩の仇をとるって頑張って警察やめないで働いているじゃない。
「萩に会いてえよ。」
『私も会いたい。』
「陣弥と結芽に会わせたい。」
こいつは俺の自慢の親友だって。
こいつが俺の大事な家族だって萩に自慢してえよ。
なんて泣きながら言う陣平
「俺じゃダメなんかよ」
『陣平、今日はもう遅いから早くご飯食べて寝よ?』
「…タバコ吸わせてくれ。」
また萩のタバコ吸ってんのね。
ベランダに行ってタバコに火をつける陣平
『そろそろか。』
『次に”松田陣平”の異動願いだして来たら捜査1課に回す許可を出しなさい。特別班じゃなくて、強行班ね。目暮警部がいる強行班ね。』
部下に指示を出してすぐに電話を切る私
子供たちをはかせにお願いしないと。
『私たちの仕事のせいでいつも寂しい思いさせてごめんね。陣弥、結芽、、、』